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TEDGlobal>London

Jennifer Doudna: How CRISPR lets us edit our DNA

ジェニファー・ダウドナ: DNA編集が可能な時代、使い方は慎重に

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遺伝学者のジェニファー・ダウドナは、CRISPR-Cas9という遺伝子編集の画期的な新技術を共同開発しました。これにより、科学者によるDNA二本鎖の精密な編集が可能になって、遺伝的疾患の治療への道が拓かれたものの、「デザイナー・ベイビー」を誕生させることも可能となりました。ダウドナはCRISPR-Cas9の機能を再考することで、科学界に待ったをかけ、この新しいツールが引き起こす倫理問題について話し合いの場を持とうとしています。

- Biologist
Jennifer Doudna was part of inventing a potentially world-changing genetic technology: the gene editing technology CRISPR-Cas9. Full bio

数年前
00:13
A few少数 years ago,
同僚のエマニュエル・シャルパンティエと
00:14
with my colleague同僚, Emmanuelleエマニュエル Charpentierシャルパンティエ,
ゲノムを編集する新しい技術を
共同開発しました
00:17
I invented発明された a new新しい technology技術
for editing編集 genomesゲノム.
CRISPR-Cas9という技術で
00:21
It's calledと呼ばれる CRISPR-CasCRISPR-Cas9.
科学者が細胞内のDNAを改変でき
00:23
The CRISPRCRISPR technology技術 allows許す
scientists科学者 to make changes変更
科学者が細胞内のDNAを改変でき
00:27
to the DNADNA in cells細胞
遺伝的疾患の治癒が可能になりました
00:29
that could allow許す us
to cure治す genetic遺伝的な disease疾患.
面白いと思われるかもしれませんが
00:33
You mightかもしれない be interested興味がある to know
CRISPR技術は
細菌がウイルス感染と戦う仕組みを調べる
00:34
that the CRISPRCRISPR technology技術 came来た about
throughを通して a basic基本的な research研究 projectプロジェクト
基礎研究の過程で
生まれたものでした
00:38
that was aimed目標 at discovering発見する
how bacteria細菌 fight戦い viralウイルス性の infections感染症.
細菌はウイルスがいる環境に
対処しなければなりません
00:43
Bacteria細菌 have to deal対処 with virusesウイルス
in their彼らの environment環境,
ウイルス感染とは
チクタク動く時限爆弾のようなもの
00:46
and we can think about a viralウイルス性の infection感染
like a tickingティッキング time bomb爆弾 --
つまり 細菌は起爆までの数分間で
00:49
a bacterium細菌 has only a few少数 minutes
to defuse解散する the bomb爆弾
信管を外す必要があるのです
00:53
before it gets取得 destroyed破壊されました.
そのため 細菌の多くは細胞内に
CRISPRという一種の適応的な免疫機構があり
00:55
So, manyたくさんの bacteria細菌 have in their彼らの cells細胞
an adaptiveアダプティブ immune免疫 systemシステム calledと呼ばれる CRISPRCRISPR,
外来侵入性のウイルスDNAを
検出し破壊します
01:00
that allows許す them to detect検出する
viralウイルス性の DNADNA and destroy破壊する it.
CRISPRシステムの構成要素には
Cas9タンパクがあり
01:05
Part of the CRISPRCRISPR systemシステム
is a proteinタンパク質 calledと呼ばれる Casカス9,
それが固有の方法で
ウイルスDNAを検出し
01:09
that's ableできる to seekシーク out, cutカット
and eventually最終的に degrade劣化する viralウイルス性の DNADNA
切断し破壊します
01:15
in a specific特定 way.
Cas9タンパクの働きは
01:17
And it was throughを通して our research研究
我々の調査を通じて明らかになり
01:18
to understandわかる the activityアクティビティ
of this proteinタンパク質, Casカス9,
ゲノム工学の技術として
01:22
that we realized実現した that we could
harnessハーネス its function関数
活用できるようになりました
01:25
as a genetic遺伝的な engineeringエンジニアリング technology技術 --
科学者は細胞内に特定のDNA断片を
01:28
a way for scientists科学者 to delete削除 or insertインサート
specific特定 bitsビット of DNADNA into cells細胞
驚くほど正確に削除・ 挿入することで
01:35
with incredible信じられない precision精度 --
過去には不可能だったことに
01:37
that would offer提供 opportunities機会
可能性を見出せるようになったのです
01:39
to do things that really haven't持っていない
been possible可能 in the past過去.
CRISPR技術は
01:43
The CRISPRCRISPR technology技術
has already既に been used
マウス、サル、他の生物の細胞の
01:45
to change変化する the DNADNA in the cells細胞
of miceマウス and monkeysサル,
DNAの改変に使われています
01:50
other organisms生物 as well.
中国の科学者は最近
01:52
Chinese中国語 scientists科学者 showed示した recently最近
このCRISPR技術を使って
01:54
that they could even use
the CRISPRCRISPR technology技術
ヒトの胚の遺伝子さえ
改変できることを示しました
01:56
to change変化する genes遺伝子 in human人間 embryos.
フィラデルフィアの科学者は
01:59
And scientists科学者 in Philadelphiaフィラデルフィア showed示した
they could use CRISPRCRISPR
HIVウイルスに感染した
ヒトの細胞から
02:02
to remove除去する the DNADNA
of an integrated統合された HIVHIV virusウイルス
組み込まれたHIVのDNAを
除去できることを示しました
02:07
from infected感染した human人間 cells細胞.
このようにゲノム編集が可能になると
02:10
The opportunity機会 to do this kind種類
of genomeゲノム editing編集
考えなければならない
様々な倫理的な問題も出てきます
02:13
alsoまた、 raises起き上がる various様々な ethical倫理的な issues問題
that we have to consider検討する,
なぜなら この技術は
大人の細胞だけでなく
02:16
because this technology技術 can be employed雇用された
not only in adult大人 cells細胞,
ヒトも含めた生物の胚にも
02:20
but alsoまた、 in the embryos of organisms生物,
使用できるからです
02:23
includingを含む our own自分の species.
そこで 同僚と一緒に
02:26
And so, together一緒に with my colleagues同僚,
共同開発した技術について
世界規模の話し合いを呼びかけ
02:28
I've calledと呼ばれる for a globalグローバル conversation会話
about the technology技術 that I co-invented共同発明,
この技術がもたらす
倫理的・社会的影響について
02:33
so that we can consider検討する all of the ethical倫理的な
and societal社会 implications意義
考えようとしています
02:37
of a technology技術 like this.
だからこそ CRISPR技術とは何か
02:40
What I want to do now is tell you
what the CRISPRCRISPR technology技術 is,
何が可能になるのか
02:45
what it can do,
今日の我々が置かれた状況
02:46
where we are today今日
そして 実用化の前に
検討を重ねるべきだと思う理由について
02:47
and why I think we need to take
a prudent慎重な pathパス forward前進
お話ししようとしています
02:50
in the way that we employ採用する this technology技術.
ウイルスが細胞を感染させるとき
そのDNAを注入します
02:55
When virusesウイルス infect感染する a cell細胞,
they inject注入する their彼らの DNADNA.
そして 細菌内では
02:59
And in a bacterium細菌,
CRISPRシステムで
DNAがウイルスから取り出され
03:00
the CRISPRCRISPR systemシステム allows許す that DNADNA
to be plucked抜かれた out of the virusウイルス,
その断片が細菌の染色体
03:05
and inserted挿入された in little bitsビット
into the chromosome染色体 --
つまり 細菌のDNAに挿入されます
03:09
the DNADNA of the bacterium細菌.
CRISPRとはウイルスのDNA断片を
挿入する座位であり
03:11
And these integrated統合された bitsビット of viralウイルス性の DNADNA
get inserted挿入された at a siteサイト calledと呼ばれる CRISPRCRISPR.
「規則的にスペーサーが入った
短回文型配列の反復群」という意味の略語です
03:18
CRISPRCRISPR standsスタンド for clusteredクラスタ化された regularly定期的に
interspacedインタースペース shortショート palindromicパリンドローム repeats繰り返す.
(笑)
03:24
(Laughter笑い)
言いにくいですね
だからCRISPR と呼ぶのです
03:25
A big大きい mouthful一口 -- you can see why
we use the acronym略語 CRISPRCRISPR.
これは 感染したウイルスを
細胞が時間をかけて
03:28
It's a mechanism機構 that allows許す cells細胞
to record記録, over time,
記録する仕組みです
03:32
the virusesウイルス they have been exposed露出した to.
重要なのは DNA断片の情報は
後世の細胞に引き継がれるので
03:35
And importantly重要なこと, those bitsビット of DNADNA
are passed合格 on to the cells'細胞 ' progeny子孫,
1世代だけでなく
何世代にも渡り
03:40
so cells細胞 are protected保護された from virusesウイルス
not only in one generation世代,
細胞をウイルスから守れることです
03:44
but over manyたくさんの generations世代 of cells細胞.
このようにして
感染が記録されます
03:47
This allows許す the cells細胞
to keep a record記録 of infection感染,
同僚のブレイク・ウィンハフト曰く
03:51
and as my colleague同僚,
Blakeブレイク WiedenheftWiedenheft, likes好きな人 to say,
CRISPRの座位は細胞における
遺伝子的なワクチンといえるでしょう
03:54
the CRISPRCRISPR locus軌跡 is effectively効果的に
a genetic遺伝的な vaccination予防接種 cardカード in cells細胞.
DNA断片が
細菌の染色体に挿入されると
04:00
Once一度 those bitsビット of DNADNA have been inserted挿入された
into the bacterial細菌性の chromosome染色体,
細胞は転写により
RNAという分子を生成します
04:05
the cell細胞 then makes作る a little copyコピー
of a molecule分子 calledと呼ばれる RNARNA,
図ではオレンジ色で示されており
04:09
whichどの is orangeオレンジ in this picture画像,
ウイルスDNAの正確な複製となっています
04:11
that is an exact正確 replicate複製する
of the viralウイルス性の DNADNA.
RNAはDNAの
化学的な従兄弟のようなもので
04:16
RNARNA is a chemical化学 cousinいとこ of DNADNA,
配列が一致するDNA分子と
04:18
and it allows許す interactionインタラクション
with DNADNA molecules分子
相互作用します
04:22
that have a matchingマッチング sequenceシーケンス.
CRISPR座位から複製されたRNA断片は
04:25
So those little bitsビット of RNARNA
from the CRISPRCRISPR locus軌跡
Cas9とよばれるタンパク質と結合します
04:29
associate関連付ける -- they bindバインド --
to proteinタンパク質 calledと呼ばれる Casカス9,
図の白い部分です
04:33
whichどの is white in the picture画像,
これらは細胞内の監視役的な
複合体を作り
04:34
and form a complex複合体 that functions機能
like a sentinelセンチネル in the cell細胞.
細胞内に浸入したDNAを隅々まで走査し
04:39
It searches検索 throughを通して all
of the DNADNA in the cell細胞,
複合体内のRNA配列と
一致する部位を探します
04:42
to find sitesサイト that match一致
the sequencesシーケンス in the boundバウンド RNAsRNA.
部位が検出されると―
04:46
And when those sitesサイト are found見つけた --
ご覧の青い分子がDNAですが―
04:48
as you can see here,
the blue molecule分子 is DNADNA --
この複合体がDNAと結合し
04:52
this complex複合体 associatesアソシエイツ with that DNADNA
次にCas9がウイルスDNAを
切断します
04:54
and allows許す the Casカス9 cleaver刈り取り機
to cutカット up the viralウイルス性の DNADNA.
とても正確に切断するのです
05:00
It makes作る a very precise正確 breakブレーク.
ですから監視役のCas9 RNA複合体は
05:04
So we can think of the Casカス9 RNARNA
sentinelセンチネル complex複合体
DNAを切断できる
ハサミと捉えることができます
05:08
like a pairペア of scissorsはさみ
that can cutカット DNADNA --
Cas9はらせん構造を持った
DNAの二本鎖を切断します
05:11
it makes作る a double-stranded二本鎖 breakブレーク
in the DNADNA helixヘリックス.
重要なのは
複合体はプログラム可能なのです
05:14
And importantly重要なこと,
this complex複合体 is programmableプログラム可能な,
特定のDNA配列を認識するよう
プログラムし
05:18
so it can be programmedプログラムされた to recognize認識する
particular特に DNADNA sequencesシーケンス,
その部位でDNAを切断できます
05:24
and make a breakブレーク in the DNADNA at that siteサイト.
お話ししようとしているのは
05:27
As I'm going to tell you now,
この仕組みをゲノム工学に応用でき
05:29
we recognized認識された that that activityアクティビティ
could be harnessed活用された for genomeゲノム engineeringエンジニアリング,
切断する部位で
05:34
to allow許す cells細胞 to make
a very precise正確 change変化する to the DNADNA
細胞のDNAを精密に
変更できることです
05:38
at the siteサイト where
this breakブレーク was introduced導入された.
まるでワープロで
05:41
That's sortソート of analogous類似
文書の打ち間違いを
05:42
to the way that we use
a word-processingワードプロセッシング programプログラム
修正するかのようです
05:45
to fix修正する a typo打ち間違え in a document資料.
我々がゲノム工学において
CRISPRシステムに期待を抱く理由は
05:49
The reason理由 we envisioned構想された usingを使用して
the CRISPRCRISPR systemシステム for genomeゲノム engineeringエンジニアリング
細胞は壊れたDNAを検出し
05:54
is because cells細胞 have the ability能力
to detect検出する broken壊れた DNADNA
修復できるからです
05:58
and repair修復 it.
植物や動物の細胞は
DNA二本鎖切断を検出し
05:59
So when a plant工場 or an animal動物 cell細胞 detects検出する
a double-stranded二本鎖 breakブレーク in its DNADNA,
その切断箇所を修復します
06:04
it can fix修正する that breakブレーク,
1つの仕組みは
DNA切断部分の両末端に
06:06
eitherどちらか by pastingペースト together一緒に
the ends終わり of the broken壊れた DNADNA
僅かな修正を施し結合するもので
06:09
with a little, tiny小さな change変化する
in the sequenceシーケンス of that positionポジション,
別の仕組みは 切断箇所に
新たなDNA断片を挿入するやり方です
06:14
or it can repair修復 the breakブレーク by integrating統合する
a new新しい pieceピース of DNADNA at the siteサイト of the cutカット.
DNA二本鎖を正確な場所で
切断することが出来れば
06:21
So if we have a way to introduce紹介する
double-stranded二本鎖 breaks休憩 into DNADNA
DNA二本鎖を正確な場所で
切断することが出来れば
06:26
at precise正確 places場所,
細胞による 切断部分の修復を促し
06:27
we can trigger引き金 cells細胞
to repair修復 those breaks休憩,
遺伝子の破壊や 新しい遺伝情報の
組み込みが可能になります
06:30
by eitherどちらか the disruption混乱 or incorporation組合
of new新しい genetic遺伝的な information情報.
DNAのCRISPR技術により
06:35
So if we were ableできる to programプログラム
the CRISPRCRISPR technology技術
例えば嚢胞性線維症を引き起こす
突然変異が生じた部位か
06:39
to make a breakブレーク in DNADNA
06:41
at the positionポジション at or near近く a mutation突然変異
causing原因 cystic嚢胞性の fibrosis線維症, for example,
その近くでDNAを切断するようなことが
プログラム化できれば
細胞による突然変異株の修復を
促すことができるでしょう
06:47
we could trigger引き金 cells細胞
to repair修復 that mutation突然変異.
ゲノム工学は新しい技術ではなく
1970年代から開発され
06:52
Genomeゲノム engineeringエンジニアリング is actually実際に not new新しい,
it's been in development開発 since以来 the 1970s.
DNAの配列読取り、複写、操作が
可能になりました
06:57
We've私たちは had technologiesテクノロジー for sequencingシークエンシング DNADNA,
07:00
for copyingコピー DNADNA,
DNAの配列読取り、複写、操作が
可能になりました
07:01
and even for manipulating操作する DNADNA.
DNAの配列読取り、複写、操作が
可能になりました
このような技術は有望視される一方で
07:04
And these technologiesテクノロジー
were very promising有望,
効率が悪かったり
07:08
but the problem問題 was
that they were eitherどちらか inefficient非効率的な,
使い方がとても難しいという
問題がありました
07:12
or they were difficult難しい enough十分な to use
そのため 科学者の多くは
研究では採用することなく
07:14
that most最も scientists科学者 had not adopted採用 them
for use in their彼らの own自分の laboratories研究所,
もちろん臨床に
応用されることも殆どありませんでした
07:19
or certainly確かに for manyたくさんの
clinical臨床的 applicationsアプリケーション.
だから 比較的簡単なCRISPR技術は
07:24
So, the opportunity機会 to take a technology技術
like CRISPRCRISPR and utilize利用する it has appealアピール,
魅力的なのです
07:32
because of its relative相対 simplicity単純さ.
古くなったゲノム工学の技術は
07:35
We can think of olderより古い
genomeゲノム engineeringエンジニアリング technologiesテクノロジー
新しいソフトを導入するたびに
07:38
as similar類似 to having持つ
to rewire再結線する your computerコンピューター
配線をやり直すPCのようなものですが
07:42
each time you want to run走る
a new新しい pieceピース of softwareソフトウェア,
CRISPR技術とは
ゲノムのためのソフトのようなものです
07:46
whereas一方、 the CRISPRCRISPR technology技術
is like softwareソフトウェア for the genomeゲノム,
RNA断片を使って
簡単にプログラムできます
07:50
we can programプログラム it easily簡単に,
usingを使用して these little bitsビット of RNARNA.
DNA二本鎖を切断すれば
07:54
So once一度 a double-stranded二本鎖
breakブレーク is made in DNADNA,
修復を誘導することができます
07:57
we can induce誘導する repair修復,
それゆえ驚異的な力を秘めています
07:59
and therebyそれによって potentially潜在的 achieve達成する
astounding驚くほど things,
例えば鎌状赤血球貧血や
ハンチントン病を起こす突然変異を
08:03
like beingであること ableできる to correct正しい mutations突然変異
that cause原因 sickle cell細胞 anemia貧血
正常化できるのです
08:07
or cause原因 Huntington'sハンティングトンズ Disease疾患.
実際 私はCRISPR技術が
最初に使われるのは
08:09
I actually実際に think that the first
applicationsアプリケーション of the CRISPRCRISPR technology技術
血液だろうと思っています
08:13
are going to happen起こる in the blood血液,
固体状の組織に比べ
このようなツールが
08:15
where it's relatively比較的 easierより簡単に
to deliver配信する this toolツール into cells細胞,
細胞内に届きやすいからです
08:20
compared比較した to solid固体 tissues組織.
現在 ヒトの疾患の研究のための
08:23
Right now, a lot of the work
that's going on
ラットなどの実験動物を用いた
実験が繰り返し行われています
08:26
applies適用する to animal動物 modelsモデル
of human人間 disease疾患, suchそのような as miceマウス.
この技術によって
改変が正確にできるので
08:30
The technology技術 is beingであること used to make
very precise正確 changes変更
このようなDNAの改変が
一組織や生物全体に
08:33
that allow許す us to study調査 the way
that these changes変更 in the cell's細胞の DNADNA
どのような影響を与えるのかを
研究することができます
08:38
affect影響を与える eitherどちらか a tissue組織 or,
in this case場合, an entire全体 organism生物.
例えば この例では
08:43
Now in this example,
08:44
the CRISPRCRISPR technology技術
was used to disrupt混乱する a gene遺伝子
CRISPR技術を使って
マウスの毛を黒くする遺伝子の
DNAに微量な変化を与えて
08:48
by making作る a tiny小さな change変化する in the DNADNA
機能をノックアウトしました
08:51
in a gene遺伝子 that is responsible責任ある
for the black coatコート color of these miceマウス.
これらの白いマウスが
色の付いたひと腹の兄弟と異なるのは
08:56
Imagine想像する that these white miceマウス
differ異なる from their彼らの pigmented着色された litter-matesおとうさん
ゲノムの中の遺伝子の1つを
僅かに変化させたからですが
09:01
by just a tiny小さな change変化する at one gene遺伝子
in the entire全体 genomeゲノム,
その他は完全に正常です
09:05
and they're otherwiseさもないと completely完全に normal正常.
マウスのDNAの配列を読み取ると
09:07
And when we sequenceシーケンス the DNADNA
from these animals動物,
CRISPR技術を使って
09:10
we find that the change変化する in the DNADNA
DNAの改変を誘導した
まさに その部位が
09:13
has occurred発生した at exactly正確に the place場所
where we induced誘導された it,
変化していると分かりました
09:16
usingを使用して the CRISPRCRISPR technology技術.
他の動物でも実験を行っており
09:19
Additional追加 experiments実験
are going on in other animals動物
人間の疾患モデルの作成に
役立っています
09:22
that are useful有用 for creating作成 modelsモデル
for human人間 disease疾患,
例えばサルがそうです
09:26
suchそのような as monkeysサル.
このような手段によって
09:28
And here we find
that we can use these systemsシステム
特定の組織に対する
この技術の適用可能性―
09:31
to testテスト the application応用 of this technology技術
in particular特に tissues組織,
例えばCRISPRツールを細胞に導入する方法の
解明に利用できることがわかりました
09:35
for example, figuring想像する out how to deliver配信する
the CRISPRCRISPR toolツール into cells細胞.
また もっとよく理解したい点は
09:40
We alsoまた、 want to understandわかる better
切断後のDNAの修復を
コントロールする方法や
09:42
how to controlコントロール the way
that DNADNA is repaired修理された after it's cutカット,
標的としていない部位への影響を
コントール、抑制し
09:46
and alsoまた、 to figure数字 out how to controlコントロール
and limit限界 any kind種類 of off-targetオフターゲット,
予期せぬ作用が
起こらないようにする方法です
09:51
or unintended意図しない effects効果
of usingを使用して the technology技術.
私はこの技術の臨床への応用が—
09:56
I think that we will see
clinical臨床的 application応用 of this technology技術,
もちろん成人が対象ですが—
10:02
certainly確かに in adults大人,
10年以内に行われると思います
10:04
within以内 the next 10 years.
10:05
I think that it's likelyおそらく
that we will see clinical臨床的 trials試行
この期間で臨床試験ができる
可能性は高いですし
10:08
and possiblyおそらく even approved承認された
therapiesセラピー within以内 that time,
治療の認可さえ下りるかもしれません
こういうことを考えると
とてもワクワクします
10:12
whichどの is a very excitingエキサイティング thing
to think about.
この技術への期待感が高まるにつれ
10:15
And because of the excitement興奮
around this technology技術,
CRISPR技術の商業化を目論む
新興企業や
10:17
there's a lot of interest利子
in start-up起動 companies企業
これらの企業に投資している
10:20
that have been founded設立
to commercialize商業化する the CRISPRCRISPR technology技術,
多くのベンチャー投資家が
10:25
and lots of ventureベンチャー capitalists資本家
強い関心を示しています
10:27
that have been investing投資
in these companies企業.
忘れてならないのが
10:31
But we have to alsoまた、 consider検討する
CRISPR技術により
身体の機能強化が可能になることです
10:32
that the CRISPRCRISPR technology技術 can be used
for things like enhancement強化.
想像してみてください
10:36
Imagine想像する that we could try
to engineerエンジニア humans人間
ヒトの遺伝子を操作することで
骨をもっと強くしたり
10:39
that have enhanced強化された propertiesプロパティ,
suchそのような as strongerより強く bones骨格,
心疾患になりにくくしたり
10:44
or lessもっと少なく susceptibility感受性
to cardiovascular心臓血管 disease疾患
または 我々が希望する特性を
10:48
or even to have propertiesプロパティ
得ることすら可能になるかもしれません
10:49
that we would consider検討する maybe
to be desirable望ましい,
例えば目の色を変えたい
背が高くなりたいといったことなどです
10:52
like a different異なる eye color
or to be taller背の高い, things like that.
望めば「人間のデザイン」もできるでしょう
10:57
"Designerデザイナー humans人間," if you will.
今のところ どの遺伝子がどんな特性を
11:00
Right now, the genetic遺伝的な information情報
高めるのかという遺伝情報は
11:03
to understandわかる what typesタイプ of genes遺伝子
would give rise上昇 to these traits形質
ほとんどわかっていません
11:07
is mostly主に not known既知の.
知って頂きたいのは
11:09
But it's important重要 to know
そういった知識が得られるようになれば
CRISPR技術によって
11:10
that the CRISPRCRISPR technology技術 gives与える us a toolツール
to make suchそのような changes変更,
そのような変化を作りだすことが
出来るということです
11:15
once一度 that knowledge知識 becomes〜になる available利用可能な.
これにより 慎重に考慮すべき
多くの倫理的問題も生じます
11:18
This raises起き上がる a number of ethical倫理的な questions質問
that we have to carefully慎重に consider検討する,
そのため 私と同僚は
臨床でCRISPR技術が
11:22
and this is why I and my colleagues同僚
have calledと呼ばれる for a globalグローバル pause一時停止する
ヒトの胚に応用される前に
世界規模での待ったをかけているのです
11:27
in any clinical臨床的 application応用
of the CRISPRCRISPR technology技術 in human人間 embryos,
時間をかけて
11:31
to give us time
ヒトへの応用による
様々な影響を考えるためです
11:32
to really consider検討する all of the various様々な
implications意義 of doing so.
事実 このような中断には
1970年代から続く
11:37
And actually実際に, there is an important重要
precedent先例 for suchそのような a pause一時停止する
重要な先例があります
11:41
from the 1970s,
科学者が一体となって
11:42
when scientists科学者 got together一緒に
分子クローニングについて
その安全性が十分に検証され
11:44
to call for a moratoriumモラトリアム
on the use of molecular分子 cloningクローニング,
有効性が確認されるまで
その使用に待ったをかけたのです
11:48
until〜まで the safety安全性 of that technology技術
could be testedテストされた carefully慎重に and validated検証済み.
ですからゲノム操作を受けた
人間はまだ存在しませんが
11:55
So, genome-engineeredゲノム工学 humans人間
are not with us yetまだ,
もはやSFだけの話ではないのです
12:00
but this is no longerより長いです science科学 fictionフィクション.
ゲノム操作をした
動物や植物はいるのです
12:04
Genome-engineeredゲノム設計 animals動物 and plants植物
are happeningハプニング right now.
このことは重い責任 すなわち
12:09
And this puts置く in frontフロント of all of us
a huge巨大 responsibility責任,
科学の躍進による
意図した結果だけでなく
12:13
to consider検討する carefully慎重に
bothどちらも the unintended意図しない consequences結果
意図しない悪影響について
熟慮することを 我々に迫っています
12:17
as well as the intended意図されました impacts影響
of a scientific科学的 breakthrough画期的な.
ありがとうございました
12:22
Thank you.
(拍手)
12:23
(Applause拍手)
12:31
(Applause拍手 ends終わり)
ブルーノ・ジュサーニ: ジェニファーさん
ご指摘のとおり 重大な影響を
12:33
Brunoブルーノ GiussaniGiussani: Jenniferジェニファー, this is
a technology技術 with huge巨大 consequences結果,
及ぼし得る技術ですよね
12:37
as you pointed尖った out.
この問題に待ったをかけ
検証することは
12:38
Your attitude姿勢 about asking尋ねる for a pause一時停止する
or a moratoriumモラトリアム or a quarantine検疫
とても責任のある行動だと思います
12:43
is incredibly信じられないほど responsible責任ある.
これには もちろん
治療として役立つ一方で
12:46
There are, of courseコース,
the therapeutic治療的 results結果 of this,
治療とは無関係なものもありますが
12:49
but then there are the un-therapeutic無治療 onesもの
そちらの方が 特にメディアの関心を
12:51
and they seem思われる to be the onesもの
gaining獲得する tractionトラクション,
集めているようです
12:53
particularly特に in the mediaメディア.
『エコノミスト』の最新号でも
「ヒトを編集する」として取り上げられています
12:54
This is one of the latest最新 issues問題
of The Economistエコノミスト -- "Editing編集 humanity人類."
それらは遺伝子を強化することばかりで
治療について語られていません
12:59
It's all about genetic遺伝的な enhancement強化,
it's not about therapeutics治療薬.
技術のヒトへの応用に待ったをかけ
13:03
What kind種類 of reactions反応
did you get back in March行進
熟考すべきと3月の学会で提案した時
13:05
from your colleagues同僚 in the science科学 world世界,
同僚達の反応は
13:07
when you asked尋ねた or suggested示唆
どのようなものだったのでしょうか?
13:09
that we should actually実際に pause一時停止する this
for a moment瞬間 and think about it?
ジェニファー:同僚達はこの問題について
13:13
Jenniferジェニファー Doudnaドードナ: My colleagues同僚
were actually実際に, I think, delighted喜んで
自由に議論できる機会を得て
喜んでいたと思います
13:16
to have the opportunity機会
to discuss話し合います this openly公然と.
同僚の科学者や他の人と話すと
13:18
It's interesting面白い that as I talk to people,
同僚の科学者や他の人と話すと
13:20
my scientific科学的 colleagues同僚
as well as othersその他,
色々な見方があることが分かり
面白いです
13:23
there's a wideワイド variety品種
of viewpoints視点 about this.
明らかに 検討や話し合いを
重ねていく必要のあるトピックです
13:25
So clearlyはっきりと it's a topicトピック that needsニーズ
careful慎重に consideration考慮 and discussion討論.
ブルーノ:ジェニファーさん達の
呼びかけで 12月に
13:29
BGBG: There's a big大きい meeting会議
happeningハプニング in December12月
全米科学アカデミーや他の組織と共同で
13:31
that you and your colleagues同僚 are calling呼び出し,
大きな会議を開かれますが
13:33
together一緒に with the Nationalナショナル Academyアカデミー
of Sciences科学 and othersその他,
実際どんな期待をされていますか?
13:36
what do you hope希望 will come
out of the meeting会議, practically事実上?
ジェニファー:多様な個人や
利害関係がある人々
13:39
JDJD: Well, I hope希望 that we can air空気 the views再生回数
この技術の責任ある活用方法を
考えようとする人々の
13:41
of manyたくさんの different異なる individuals個人
and stakeholdersステークホルダー
意見を交流できればと思っています
13:45
who want to think about how to use
this technology技術 responsibly責任をもって.
見解の一致に至ることはないでしょうが
13:49
It mayかもしれない not be possible可能 to come up with
a consensusコンセンサス pointポイント of view見る,
このまま押し進めた時に
起こり得る問題が何なのかを
13:53
but I think we should at least少なくとも understandわかる
少なくとも理解しておくべきなのです
13:55
what all the issues問題 are as we go forward前進.
ブルーノ:ハーバード大学医学校の
13:57
BGBG: Now, colleagues同僚 of yoursあなたの,
ジョージ・チャーチら
あなたの同僚達は
13:58
like Georgeジョージ Church教会,
for example, at Harvardハーバード,
「倫理的問題とは基本的に
安全性の問題に過ぎない」と言います
14:00
they say, "Yeah, ethical倫理的な issues問題 basically基本的に
are just a question質問 of safety安全性.
「動物や研究室でテストにテストを重ね
14:04
We testテスト and testテスト and testテスト again,
in animals動物 and in labsラボ,
十分安全だという確信を持って初めて
ヒトを扱うんだ」と
14:06
and then once一度 we feel it's safe安全 enough十分な,
we move動く on to humans人間."
彼らは チャンスを生かして
14:10
So that's kind種類 of the other
school学校 of thought,
研究を推進すべきだという
立場のようです
14:13
that we should actually実際に use
this opportunity機会 and really go for it.
このことで 学会が
分断する可能性はあるのでしょうか?
14:16
Is there a possible可能 splitスプリット happeningハプニング
in the science科学 communityコミュニティ about this?
つまり ある科学者は倫理的な懸念から
14:20
I mean, are we going to see
some people holdingホールディング back
研究を自制し
14:22
because they have ethical倫理的な concerns心配,
別の科学者は 国の規制が緩いか
14:24
and some othersその他 just going forward前進
全くないせいで 研究を推進するという
状況は生じるでしょうか?
14:26
because some countries under-regulate規制を下回る
or don't regulate調整する at all?
ジェニファー:どの様な新しい技術でも
特にこのような技術には
14:29
JDJD: Well, I think with any new新しい technology技術,
especially特に something like this,
様々な見解があるもので
14:33
there are going to be
a variety品種 of viewpoints視点,
私はそういうものだと思っています
14:36
and I think that's
perfectly完全に understandable理解できる.
私は最終的には
14:39
I think that in the end終わり,
この技術はヒトゲノム工学で
使用されると思いますが
14:41
this technology技術 will be used
for human人間 genomeゲノム engineeringエンジニアリング,
これに伴うリスクなどについて
14:46
but I think to do that withoutなし careful慎重に
consideration考慮 and discussion討論
議論を重ねた上で移行しないと
14:50
of the risksリスク and potential潜在的な complications合併症
無責任なものになると思います
14:53
would not be responsible責任ある.
ブルーノ:CRISPR技術のように
飛躍的に発展した
14:54
BGBG: There are a lot of technologiesテクノロジー
and other fieldsフィールド of science科学
技術や科学の分野は たくさん存在します
14:58
that are developing現像 exponentially指数関数的に,
prettyかなり much like yoursあなたの.
例えば 人工知能や自律ロボットなどです
15:00
I'm thinking考え about artificial人工的な
intelligenceインテリジェンス, autonomous自律的 robotsロボット and so on.
それなのに 誰も—
15:05
No one seems思われる --
戦争用自律ロボットを除いて
15:06
aside脇に from autonomous自律的 warfare戦争 robotsロボット --
誰も待ったをかけて
話し合いの場を
15:08
nobody誰も seems思われる to have launched打ち上げ
a similar類似 discussion討論 in those fieldsフィールド,
持とうとしないのです
15:13
in calling呼び出し for a moratoriumモラトリアム.
この話し合いが他の分野での
青写真となると思いますか?
15:15
Do you think that your discussion討論 mayかもしれない
serveサーブ as a blueprint青写真 for other fieldsフィールド?
ジェニファー:科学者が研究室の外に
出ていくのは難しいと思います
15:19
JDJD: Well, I think it's hardハード for scientists科学者
to get out of the laboratory研究室.
私自身も
15:22
Speaking話し中 for myself私自身,
少々落ち着きません
15:23
it's a little bitビット
uncomfortable不快な to do that.
しかし こういう黎明期に関わると
15:26
But I do think that beingであること involved関係する
in the genesis起源 of this
同僚や私の中に責任感が生まれます
15:30
really puts置く me and my colleagues同僚
in a positionポジション of responsibility責任.
だから他の技術でも
15:34
And I would say that I certainly確かに hope希望
that other technologiesテクノロジー
話し合いの場が持たれることを望んでいます
15:37
will be considered考慮される in the same同じ way,
生物学以外の分野においても
新技術の及ぼし得る影響についても
15:40
just as we would want to consider検討する
something that could have implications意義
同様に熟慮されたらと願っています
15:43
in other fieldsフィールド besidesその他 biology生物学.
ブルーノ:TEDでの講演
ありがとうございました
15:45
BGBG: Jenniferジェニファー, thanksありがとう for coming到来 to TEDTED.
ジェニファー:ありがとうございました
15:47
JDJD: Thank you.
(拍手)
15:49
(Applause拍手)
Translated by Masako Kigami
Reviewed by Tomoyuki Suzuki

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About the speaker:

Jennifer Doudna - Biologist
Jennifer Doudna was part of inventing a potentially world-changing genetic technology: the gene editing technology CRISPR-Cas9.

Why you should listen

Together with her colleague Emmanuelle Charpentier of Umeå University in Sweden, Berkeley biologist Jennifer Doudna is at the center of one of today's most-discussed science discoveries: a technology called CRISPR-Cas9 that allows human genome editing by adding or removing genetic material at will. This enables fighting genetic diseases (cutting out HIV, altering cancer cells) as well as, potentially, opening the road to "engineered humans."

Because some applications of genetic manipulation can be inherited, Doudna and numerous colleagues have called for prudent use of the technology until the ethics and safety have been properly considered.

More profile about the speaker
Jennifer Doudna | Speaker | TED.com